人を伸ばすには?

あなたは、自分のいいところを探してほめてくれる人と、悪いところを指摘するばかりの人と
どっちの話を聞きたいですか?

Kaoは、自分には超甘いのでいいところを探してほめてくれる人の話を聞きたいです。
あなたはどうですか?

さて、もう一つ質問です。

あなたはお子さんや周りの人に
いいところを探してほめていますか?それとも悪いところを指摘していますか?

いいところと悪いところ、あって当たり前なんだけど
人はどうしても悪いところに目がいくようにできています。

例えば子供が数学が苦手だったとします。
あなたはテストの結果を見て、もっと数学をがんばりなさい!って言ってませんか?

いいところが悪いところを覆い隠すほど光っていればいいのです。

例えば子供の頃からスポーツや音楽、将棋などプロとして注目されている人が、普通に学校の勉強もできているんだろうか?
野球少年が夜遅くまで練習や素振りをしています。それこそテスト期間中でも・・・
親の目からは、そんなことよりも勉強は大丈夫なの?と心配になります。

でもさ、そもそもプロ野球選手って当たり前に一日中練習してきてるんだよね。
バレリーナだって、ピアニストだってそう。

って言うと、「そんなのでプロになれるのなんて一握りじゃない!それで食べていけるの!?」って声が聞こえて来そうですね。

そう、好きで一生懸命、それこそ全てをコレ!にかけて来た。ってのは最低条件で、
そこからセンスのある人だけが生き残っていける。
氷山の一角なんだ。

だから、自分の子供にそんなことに将来を掛けてほしくないと思うのは当たり前なのかも知れない。

でも、ちょっと待って!
例えば野球にすべてを掛けた人って、野球のことしか学んでない?
バレエは?ピアノは?
こういう人たちの集中力って半端なくない?

Kaoの同級生でバスケ部の男の子、来る日も来る日もバスケの練習。
朝は早連、クラブをやって、帰ってからも公園で一人で練習をしてて、授業中は睡眠時間(笑)もちろん成績は・・・
でも、その子が3年の夏休みクラブを引退してからあれよあれよと成績が伸びてびっくりした。

それとか、超ヤンキーで補導歴は数知れず、バイクに喧嘩にたばこ。親は泣かすは先生はキレるは、警察沙汰にはなるは・・・って子が、今ではけっこう優良な工務店のオヤジで、保護司なんかしちゃってたり。

『今』『あなたの前に出ている』この面だけがこの子の全てではないのです。

人を育てようとするとき、どうしたって『こうなってほしい!』って思いが入っちゃうよね。
良くなってほしい。うまくいって欲しいって思えば思うほど・・・
そうすると、ここがもう少し良くなればもっと良くなる!って悪いところを直そうとする。
それって思いやりなんだと思うよ。

でもさそれって、聞きたくない!って思われちゃったり、邪魔だったりするんだよね。
何故なら、やるのはあなたじゃないから。がんばるのは言われてるその人なんだよ!
だったら、伝わる言い方をしてあげなきゃ。

言ったことが伝わったこと。じゃなくって伝わったことが全て。だよ。

あなたも、あなたの目の前にいる誰かさんも、
どうしようもない欠点と、それを覆い隠して余りある長所がある。
そしてそれがお互いをカバーしあって生きているんだ。
みんなが平均点。みんなが同じことができる。飛び抜けてすごいことも、大きな穴もない。
そんなのつまんなくない?
それだったらひとりでいいじゃん!

みんなちがうから、できることだってタイミングだって。
だからうまく回るんだよ。この世は!

そうそう、この画像はKaoのセミナーでよく出てくる話で
そこのKって書いてるマグカップ取って!と言われても、反対側の人からはKの文字は見えないって写真。
あなたが見ている世界が全てじゃないってこと。

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