自分の席は自分で確保する

誰も私のことわかってくれない~っていう人がいらっしゃいます。

例えば、子連れのママさんパパさん
例えば、車椅子に座っていらっしゃる方
例えば、男性の多い職場で働く女性
例えば、嫁姑問題で悩む人
例えば、いじめられてる子・・・・・

いっぱいいるよね。

辛いと思うよ。めっちゃがんばってる。それもわかる。でもさ・・・

自分のことでいっぱいいっぱいになってない?

子連れのママさんパパさんの敵は実は子連れのママさんパパさん。
車椅子に座っていらっしゃる方の敵は実は車椅子に座っていらっしゃる方
女性の敵は実は女性
嫁姑問題で悩んでいらっしゃる人の敵は実は嫁姑問題で悩んでいらっしゃる人
いじめられっ子の敵は実はいじめられっ子・・・・・

それってどういうことかわかりますか?

自分たちが自分たちの立場を悪くしちゃっているのです

Kaoは昔、3年ほど右上肢と両下肢麻痺で車椅子に乗っていました。
両親はとうに他界、結婚もしていず、ひとりで生活をしていました。

最初はなんで自分が!?って思ってた。何で助けてくれへんの?とも思ってた。
でもさ、助けてくれ!って言わなかったら気づいてもらえないし、
助けてもらって当たり前!って態度だったら「なんじゃお前!」って思われます。

自分ができることは精一杯やる。
その上でできないことは助けてもらう。
自分のできることで困っている人がいれば助ける。
無条件に助けてもらえるのは子どもだけ!
子どもだって、どうしたん?どうしてほしいん?してもらったらありがとう・悪いことをしたらごめんなさいって言いなさいって言われるよね?

厳しいわ!忖度してよ!そんなギスギスした考え方やったらついていかれへんわ・・・
そう言われるかもしれない。
確かにKaoは弱い立場の人に厳しいだろう。

でも、まだまだこの世は健常の人が中心の世の中です。(う~んうまい表現が見つからなかったからこう表現したけど、わかってくれるかなぁ?普通の人っていうのかなぁ、一般的なことができる人っていうのかなぁ・・・?)
ハンディキャッパー(助けが必要な人)がその社会に混ざるには、ハンディキャッパー自身が覚悟を保つ必要があります。
それは、自分はこの社会に適応するんだ!という覚悟です。

なんとか自分の生きることを赦してほしいなぁ・・・みたいな依存の気持ちではなく、自分がここにいることを自分で赦すこと。
そのために許される存在になること。

ありがとう・ごめんなさい

これは健常者であってもハンディキャッパーであっても当たり前のことだけど、これが一番基本なのです。
○○なんだからしかたないじゃん!ってのは単なる甘え!!!
できない自分のことを卑下して自己憐憫に浸れ!って言ってないよ!!!
どうすればなるのか。どうすればみんなが気持ちよく、自分もスムーズにできるのか考えようよ。

たとえば、電車でどこかに行かなければならないとしよう。
車椅子やベビーカーだと自由におでかけもままならない。
その場合、駅への連絡、確認をきちんとして、時間的余裕を持つ。当たり前だよね。
私だって自由にお出かけする権利がある!って思うかもしれないけど、その自由を行使するためにどれだけの人の手を借りる?
そしたらそれくらいのことしても足りないんじゃない?

例えば、その時間が通勤時間だったとする。
行かなきゃいけない。でも、それでなくても満員電車に乗せるなんて・・・
お互い大変だよね。
そしたらどうしたらみんなが気持ちよくできる?

ちなみにKaoが車椅子時代、どうしても通勤時間に出かけなければならなかった時、何で時間をずらすとか考えられへんのかなぁって駅員さんに言われ、そりゃそうだ!って思って、それ以来早い時間に電車に乗り到着駅付近で時間をつぶすようにしていました。

確かに、自分の権利を阻害されている!って思うかもしれない。
でも、他の多くの人に迷惑をかけるのだ。

自分の席は自分で確保する、自分の存在は自分で許されるものにする!!!その努力をしよう!

そして、これだけのことを言った上で健常のみなさまにもお願いです。

普通にできると思われていることができない人もいます。
そんな人達だってなりたくてなったわけじゃない。
迷惑をかけたくてかけているわけじゃない。

手を貸してください。
心を傾けてください。
寄り添ってください。
少し譲ってください。

お互い様です。
今は健常なあなただってこの先健常なままではないかもしれない。
想像してみてください。
思うように動けないストレスを。
想像してみてください。
手を借りなければできない現実だってあるということを。

今、この世に、ここにいるということは
必要だからいるのです。
お互いがお互いを認め、赦し、みんなが支え合える社会になることを祈念しています。

 

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