○○してあげる
よくある光景です。
それって誰のため?
してあげた。でも相手から感謝が返ってこなかったら
あんなにしてあげたのに・・・って思うのは、してあげてるのは自分のため。
下心があるんだよ。
別に物質的な見返りだけじゃない。
ありがとうと言われたい、優しい人と思われたい、そういうのだって立派な見返りなんだ。
仏教には「ダーナ」という修行がある。
自ら所有するものを人に与えるというモノ。これで得られるのは執着を断つということらしい。
ここでいちばん大切なことが受け取った相手が例えば目の前で捨てようが、罵倒しようが関係ないってこと。
まぁ、何かをくれた人の目の前でそんなことをする人っていないと思うけど、あげた人の思惑と違うようになることってよくあるよね。
募金なんていい例。
赤十字に募金したら現地に半分くらいしか行かない!という人がいる。
そんなの当たり前じゃん。集金の手間や人件費や維持費やその他必要経費ってモノがある。
でも、おおっぴらに宣伝集金することでスケールメリットがある。
自分ひとりができることには限界があるし、バラバラ持ってこられるとそれに対応するのも大変。
ってことは集めてくれることに感謝して届けていただくほうが現地の人達のためになるんだ。
自分の気持ちがなんかモヤモヤする・・・というのはけっきょく自分の感情なだけなんだ。
今自分が人のためになにかできる環境にあるということに感謝して、させていただけること。
このコトがわかってないと、しんどいよね。